Officeの初期設定を変更する
Office Personal 2013で新しいOfficeへようこそが消えない場合は、"BootedRTM"の値を追加します。
詳しくは以下のページで。morokoshi.hateblo.jp
PCがドメインに参加している場合・PCのWindowsが Pro, Enterprise, Educationなどである場合
グループポリシーを使用して構成できます。
この場合、クイック実行でインストールしたOfficeも構成できます。
ポリシーの構成について
Office 2013 のグループ ポリシー管理用テンプレート ファイル (ADMX、ADML) および Office カスタマイズ ツール (OCT) ファイル
管理用テンプレートのダウンロード
Download Office 2010 Administrative Template files (ADM, ADMX/ADML) and Office Customization Tool download from Official Microsoft Download Center, http://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2472663
管理用のテンプレートをPC、あるいはADサーバー上に配置します。
PCであれば「%WinDir%\PolicyDefinitions\」ですね。
配置後はグループポリシーの管理から設定できます。
PCのWindowsがHomeである場合
昔からOfficeのボリュームライセンス版 (Standard, Professional) には、「カスタマイズ ツール」と呼ばれる管理者向けツールが搭載されています。
この場合、クイック実行でインストールしたOfficeは構成できません。(Office 365は構成ツールがあるそうですがあくまで「Office 2013」のため割愛)
グループポリシーでの操作
ここではカスタマイズツールでの操作を中心に紹介していますが、同様の操作で設定できます。mspファイルの作成は不要です。
カスタマイズ ツールを起動する
Officeカスタマイズ ツールは設定変更をしたいOfficeのインストーラーの引数に、「/admin」を付加して起動するだけです。
すると設定可能な製品の一覧が表示されるので、「OK」すれば起動できます。
Officeの動作に関する設定は、「機能」の「ユーザー設定の変更」にまとめられています。
ユーザー初回起動時の「新しいOfficeへようこそ」を消す
初回起動時に Office へのサインインを促す画面が表示されますが、これを非表示にできます。
「Microsoft Office 2013\First Run」の項目2つを「有効」にします。
「最初に行う設定です。」を消す
初回起動時に Microsoft Update に関する設定が表示されますが、これを非表示にできます。
「Microsoft Office 2013\プライバシー\初回起動時に選択ウィザードを表示しない」の項目2つを「有効」にします。
Office スタート画面を消す
Office 2013からプログラム起動時にテンプレートが選択できる画面が表示されるようになりました。
これを表示せず、従来のOfficeと同じように起動するには、「Microsoft Office 2013\その他」の「すべての Office アプリケーションの Office スタート画面を無効にする」を「有効」にします。
「名前を付けて保存」などの作成者の名前をローカルユーザーの名前にする
Office 2013からは、Officeにサインインしていたり、コンピューターがドメインに参加していると、自動的にそれらのユーザー名を初期値として使うようになりました。
作成者名に個人名を入れたくない場合は、このオプションを有効にして、プロファイルを作ります。
せっかく作りこんだプロファイルを無にしたくない場合は、「Microsoft Office 2013\その他」の「サインインしているユーザーに関係なくローカル ユーザー名と頭文字の値を使用する」を「有効」にします。
コンピューターに設定を適用する
ファイルメニューからmspファイルを作成できます。
これは Windows Installer を使った修正ファイルですが、UIは進捗状況しか表示されず、問答無用に設定が適用されるので特にすることはありません。