Windows Recovery Environmentのwimイメージをコピーする

制限事項

現在稼働しているPCにインストールされているWindowsのバージョン、プラットフォーム向けのwimしか手に入らないほか、OEM版である場合はそのPC用にドライバーが組み込まれていたり、カスタマイズされている場合もあります。

Windows 8や7向けの情報

以下のようなフォルダーに格納されている場合もあります。
C:\windows\system32\recovery\winre.wim

ただし、OEM版である場合はそのPC用にドライバーが組み込まれていたり、カスタマイズされている場合もありますので、標準のREのイメージが必要な場合は、インストールディスクが必要になります。
チュートリアル: Window RE イメージを作成する

IT管理者も結構便利なメモ帳

メモ帳を管理者として実行し、ファイル名に「*」を入れてからEnterを押しますとほぼエクスプローラーとして実行できます。この方法はPE上でも有効ですが、PEだとファイルコピー時に進捗表示がなかったり、ファイル名変更後やフォルダー作成操作を実行後F5を押さないとこうしんされません。
また、クセでダブルクリックやEnter、「開く」を押すと"メモ帳で開く"となりますので、この操作を行わないようにする必要があります。

方法

  1. 「システムで予約済み」のパーティションにドライブレターを追加します。f:id:morokoshidog:20160321234920p:plain
  2. メモ帳かコマンドプロンプトを管理者として実行し、先ほどの「システムで予約済み」のパーティション内の「Recovery\WindowsRE\Winre.wim」をどこかにコピーしておきます。f:id:morokoshidog:20160321234938p:plain
  3. 「システムで予約済み」のパーティションからドライブレターを削除します。警告メッセージが表示されることもありますが、そのまま続行します。f:id:morokoshidog:20160321234951p:plain

PCによってはこの領域が保護されている場合もあります

その場合は、Windows PEなどで一度PCを起動してからコピーしましょう。
※diskpartコマンドが必要になります。

  1. list disk … ディスク一覧を表示
  2. select disk ? … だいたい0
  3. list partition … 選択したディスクのパーティション一覧を表示
  4. select partition ? … だいたい1
  5. assign
  6. exit

PE上のドライブレターくらいの操作であればWindowsには影響しませんので、コピーが終わったらコマンドプロンプトを閉じて再起動しましょう。